栃木県足利市の山奥に、「こころみ学園」はあります。
重度の知的障がい者の方々が生活しながら作るブドウ農園とワイン工場。
傾斜38度の山肌に張り付くように太陽をたっぷり浴びたブドウ畑。
私たちがバスから降りると、日焼けした顔の農夫さんたちが「こんにちはー!」と声をかけてくれました。
こころみ学園のモットーは、
1、貧しくても、毎日汗を流して働くこと
2、皆で家族として生活すること
職員さん達を含めて総勢100名の大家族。
秋晴れの下、きちんと美しく並んで干されていた100人分の洗濯物が印象的。
「せんたくやさん」と呼ばれる数名の女性が、洗濯ばさみで膨らんだピンク色の布袋を肩からさげて、楽しそうに洗濯物を干していました。
草取りをするひと、ドラム缶をたたいてひねもすカラスを追っ払うひと、100人分の食事をつくるひとなど、それぞれが、仕事分担して、一生懸命働いています。
「汗を流して働く」という言葉が、とても深く心に残りました。
ここのスパークリングワインは、なんと、沖縄サミットと洞爺湖サミットで、乾杯につかわれたそうです。
もちろん、その品質で選ばれました。
まさに本物のなかの本物のワインがここにありました。
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